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そして千年の恋がはじまる…(蒼の軌跡)

管理人:菜蒼の日々。

輝血

紅玉の指輪を呉れると云ったのに、
貴方から届いたのは一鉢の鬼灯。
枯らしてしまうのも癪だから、
毎日せっせと世話をした。

ある日。 ふと。

ぱちん。

はぜる音が聞こえたような気がして。

鬼灯の鉢を見やれば 隠れるようにして
まぁるい大きな紅の宝玉。

約束を違える人ではなかった、と
綺羅綺羅輝く実を摘んでみたけれど。
指輪にするには大きすぎる。
首飾りにするには小さすぎる。

それならばいっそ、
この実を食べて私自身が紅玉になろうか。

口中に含んで優しく食めば、
甘苦い貴方の記憶が広がる。

私はきっと、小さな小さな玉になるだろう。
貴方の手指を飾るには小さすぎる程の。
その時には どうか。


どうか、私を……。


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テーマ:詩・唄・詞 - ジャンル:小説・文学

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哀しみの旋律

悲しみの旋律があるとするならば それは、
貴方を想う時 心の中に吹く風。
絶えず吹き荒び、強く激しく我を打つ。


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