FC2ブログ

そして千年の恋がはじまる…(蒼の軌跡)

管理人:菜蒼の日々。

まがたま

深く、深い呼吸を繰り返し
ひざを抱えて君を夢見る。
我が魂の片割れよ
君が佇むは、木枯れの森か 春の野か。

いま少しの時を経て きっと二人は巡り会う。

その時まで、君よ。
願わくは僕の夢を見よ。
僕も君の夢を見よう。
浅く淡いまどろみの中、
まるくひとつに溶けた僕たちは
空に昇っていつの日か
日とも月ともなるだろう。




まがたま…の続きを読む
スポンサーサイト



テーマ:詩・唄・詞 - ジャンル:小説・文学

駄文。 | コメント:0 | トラックバック:0 |

夢を渉る

ボクは、夢を渉る。
嬉しい夢。
楽しい夢。
哀しい夢。
淋しい夢。

たくさんの夢を渉り歩いて
とうとうキミの夢に辿り着いた。

恐る恐る覗いたキミの夢。
そこには驚いた事にボクがいた。

キミは
ボクと
楽しそうに話す。

ボクは、
此処にいるのに。

キミは、夢のボクと話す。

ボクが、
此処に、
いるのに。




夢を渉る…の続きを読む

テーマ:詩・唄・詞 - ジャンル:小説・文学

駄文。 | コメント:0 | トラックバック:0 |

砂丘幻影

震える躯、どうしようもなく
オアシス求め、彷徨い歩く
ワカッテイル
自分が逃げている事くらい
ワカッテイル
自分に嘘をついている事など

それでも求めずにはいられなくて-----



キミの事、愛せない訳じゃない
愛していない訳じゃない
だけど真実を見付けたい
嘘偽りの無い
真実の心を手に入れたい

この気持ち、解ってくれると信じて-----



知っている

何処へ行っても同じ繰り返し

知っている

何処へ行っても真実など無い



だけど求めずにはいられなくて-----



砂丘幻影…の続きを読む

テーマ:詩・唄・詞 - ジャンル:小説・文学

駄文。 | コメント:0 | トラックバック:0 |

螺旋の欠片

「僕の命が尽きたなら、」
延べた布団の中から聞こえた声は、
風鈴の音より か細くて。
私は、五月蝿い蝉の鳴き声を理由に
聞こえない振りをした。

私の『聞こえない振り』に
気付かない振りをして、君は続ける。
「僕の命が尽きたなら、貴方が全て喰らい尽くして欲しい」
血も、肉も、すべて、と。

私は、相変わらず、『聞こえない振り』をする。
狡賢い大人は時々、耳に意識に、自在に蓋をする。


今の世の中、血肉を喰らう真似など出来ようか。
しかし君の望みなら。
他ならぬ、君の最期の願いなら。


生涯殆どを障子と襖に囲まれて送った君は、
白磁の肌を持っていた。
嗚呼、今、からり・からり
宙をゆく、君の欠片たち。
同じか、或いは以上の白さで、私を責め苛む。


そっと、掌中に忍ばせたのは、
私の髪を梳いた、あの薬指の欠片。


蒼い空を見やれば、彼方に。
随分遠くへ行ってしまったものだ、と
真白き薬指の、欠片を詰る。

君の、望みなら。

あの夜、そうしたように。
君の薬指を含もう。
少し強く食めば、身を捩って微笑うだろう。

あの夜、そうしたように。
両の腕に抱きしめる強さで、噛めば
さりり・さりり
欠片は、落ちてゆく。
私の中を、螺旋を描いて、落ちてゆく。


君の螺旋を追って、逝けば。
それでもなお、交わりゆく事は無く。



二重の螺旋は、永久にゆるやかに流れゆきゆきて。




螺旋の欠片…の続きを読む

テーマ:詩・唄・詞 - ジャンル:小説・文学

駄文。 | コメント:0 | トラックバック:0 |
| HOME |