そして千年の恋がはじまる…(蒼の軌跡)

管理人:菜蒼の日々。

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ロイエド小話 その②

数秒の間があき。 
深い溜息とともに冷ややかな視線がエドに向けられる。
「…鋼の。 一体どこまで常識を欠落させれば気が済むんだキミは。」
「なッ、なんだよそれ! オレにだって知らない事のひとつやふたつ」
「ふたつやみっつ、よっついつつ、或いはそれ以上だろう?」
あまりの云われ様にパクパクと口を動かすしか出来ない。
「ふむ。 本当に知らないらしいな。 ならば教えてやろう。
 むか~しむかし、ある所にバレンチノという男が居たのだ。」

何故こんなにも詳しいのか不思議なところではあるが、
ひと通りの歴史をロイは説明していった。
「と云う訳で。 チョコを送るのは独特の習慣だが
 昨今では本命相手以外にも例えば世話になった人物などに
 贈り物をするのだ。 花やカード等など。」
「へぇ~。 ふぅ~ん…。」
寝そべったままのエドからは熱弁を振るうロイの左横顔が見える。
(…確かに、世話になっちゃぁいるんだよな…。
 いざって時は無能じゃねェしな。)
それなりに感謝もしてはいるのだが、如何せん今日は手ぶらだ。
(大体チョコを送るのは女から男に、だろ?
 オレがチョコレートなんて買えっかよ! …ん?)

「鋼の! 聞いているのか!?」
独り考え事をしていたのがバレたようで、
ぼんやり漂わせていた視線を引き戻すと
至近距離にロイの顔があった。
「ェ? あ、あぁ悪ィ。 何だっけ?」
「だ・か・ら! この私への贈り物は無いのかと聞いている!
 常日頃あれだけ愛していると云っているのに
 鋼の、キミからは只の一言も云われた例が無い!
 『見返りを求めないのが愛だ』などと云うヤツがいるが
 見返りを求めて何が悪い!? 嗚呼そうとも! 求めているのだ!
 それとも何か!? 私の愛が足りていないとでも?
 先日は朝まで、その前は夜が明けて昼過ぎまで愛し合ったというのに
 そうか足りていないのか! 一体何が!?
 ならば今度からはッ」
「っだあぁぁあああもうッ!! 
 ッせぇんだよ、コレでも喰らいやがれ!!」
ソファから手を伸ばすと、鮮やかに青い襟を手荒に引き寄せる。
均衡を崩して此方へ倒れこんでくる身体を受けとめながら、
エドワードは口唇を重ねていった。

to be continued....




つ・次で終わ…る……筈なんですが。
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