そして千年の恋がはじまる…(蒼の軌跡)

管理人:菜蒼の日々。

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仮題 『銀鈴』 1

『挨拶。』 
 
 ちりり。 ちり。

今朝も聞こえる、鈴の音。
通学の途上で僕は思わず足を止める。

 ちりり。 りり。

後ろから近付いてきた音は、やがて横を通り過ぎてゆく。

 ちりりりり。

嗚呼。 今日もキミに会えた。
気付かれない様、過ぎ行くキミの姿を視線で追う。
声を掛けたりしたらきっと逃げ出してしまうだろう。

蒼い瞳 きりり と上げて
歩みはいつも迷い無くしなやか。
銀灰の毛先が さらり 風になびく。
寂びれた街に不似合いな、異国風の貌立ち。
華奢な首元には銀の鈴。 誰かからの贈り物だろうか。

その背中に向けてちいさく、「おはよう」。
ひっそりと挨拶するのが僕の習慣になっていた。
聞こえている筈もないけれど。



つづく。



…すんません、続きます。
次で終わる。筈。多分。恐らく。
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