そして千年の恋がはじまる…(蒼の軌跡)

管理人:菜蒼の日々。

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仮題 『銀鈴』 3

『返礼。』

その時の僕の心臓はきっと、
地球をぐるり走った後と同じ速さで脈打っていた。
もしかすると口から飛び出て、其処いらを独り歩き出来る位に。
それほど僕は、緊張していたのだ。

学校帰りに、坂の下にあるあの舗へ立ち寄ったのが
そもそも緊張の始まりだった。

舶来の品々を扱うその舗は、昼なお薄暗い。
だからと云って埃に埋もれている風もなく、
硝子ケースには物珍しい品が小奇麗に並べられている。

その中で一際、心奪われたのが
蒼いリボンだった。
他の商品と同じく海を越えて来たであろうそれは
僕にとって容易い値ではなかったけれど
舗の主人は きちん と薄紙で包んでくれた。


心臓の早鐘は、鳴り続けている。
キミが通るであろう路で、僕は一人
じっと履き慣らした革靴の先を見詰めていた。



つづく。







えぇと…区切りが良いので、此処で一旦。

続きます。
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